May 10, 2004

ばか親日誌?

ちびすけが生まれて六年と七ヶ月
他所のお子さんと様子が違うかな?と
思ったのは彼が九ヶ月の頃でした。

保健婦さんにもそう言われたのもその頃
それからほぼ五年
泣いたり
喚いたり
絶望したり
色々あったけど

今はなんとか
明日に希望を見出そうとしています。

パソコンを手に入れたときからずっと
いつかちびすけと歩いてきた
ほんの短い道のことを
どこかに記したいと思っていました。

せっかくブログを立ち上げたので
ここでやろうかと思っています。

はっきりいって
子供が可愛くてしかたないばか親(親ばかの進化したすがた?)の日記
みたいになると思います。
「んなこたぁ帳面に鉛筆で書いとけ」と思われるかもしれません。
が、ご容赦ください。


皆さん羊水検査って言葉を聞いたことがあるでしょうか
赤ちゃんがお腹にいるうちに
羊水を採取して染色体に異常がないかどうかを
調べたりする検査です。あまりに簡単な説明すぎるので
できれば検索してみてください。私もあまり詳しくはないので…
羊水検査のほかにも絨毛検査というのもあって
これらは出生前検診と呼ばれます。

たとえば
最初のお子さんに何かしらの『先天性疾患』がある場合
二人目のお子さんを妊娠したときに
「また何か問題があったらどうしよう」との不安から
受けるかたが多いと聞きました。

その気持ち
痛いくらいにわかります。

胎内にいるうちに検査をして異常が発見された場合
その治療を施すこともできるそうです。(病気を完治させるというより
その発症の予防のようですが)
また、子供に何か問題があるかもしれないということを
事前に知って心構えを作るためにも出生前診断は有効だとは思います。


昨年私の友人だった女性が
この羊水検査をすると言いました。
「障がいがあったら、産まない」って


「そんなことの為に羊水検査があるんじゃないよ」
とはどうしても言えなかった。
もし、ちびすけに障がいがあると最初からわかっていたら
それでも私は彼を喜んで迎えたかどうか
わからないと思ったから…
私はありのままのちびすけを
心から受け入れているのか、不安になりました。


私がちびすけとの暮らしや
歩いて来た道を書き記したいのは
だからです。

自分自身で確かめたい
ちびすけに障がいがあっても
私とちびすけが今幸せだということ

それから
これから子供を作る日が来るかもしれない方々に
障がい児と暮らす毎日の中で感じる
うれしい気持ちと
悲しい気持ち
どちらも知ってほしい

もしかしたら貴女が産む子供は障がいをもっているかもしれない
何も障がい児が生まれるのは親に何か原因があるからばかり
とはかぎらない。
子供を作って、産んで、育てるということには
かなりの覚悟がいるんだと思ってほしいから
勿論それは健常なお子さんでも同じですが…


あと一つは
私と同じ思いを抱いている方に
読んでいただけたらいいなと思っています。


障がい児を産んだことに責任を感じ
先が見えないことを不安に思い
やたらと焦っている

そんな自分が親失格だと、また悩む

そんなお母さんは自分だけじゃないんだと
思って欲しいし、
私もそう思いたい

それがばか親日誌を書こうと思った動機のようなものです。


やたらと長い前置きになりましたが
てなわけで
ちびすけままのばか親日誌
少しずつ書いていきたいと思います。


m-25_67732 at 12:12│Comments(1)TrackBack(1)ばか親日誌 

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1. 21トリソミーと羊水検査について  [ hydrangea ぐたくた生活 ]   September 08, 2004 22:44
羊水検査を安易に推奨するサイト… 少しだけでも検査の危険性と障害者について、そして、小姉について書いてみようと思う。

この記事へのコメント

1. Posted by hydrangea   September 09, 2004 01:23
風花さんへ

コメントとトラバありがとうございました。
す…済みません。ちょっとここで一休みさせて下さい。
普段はのんびりとしたブログなんですが…

やっと、久しぶりに野球以外の事をエントリしたら、
自分が作った共通テーマが消滅してました…
はぁぁぁぁ〜。

まったりした日にまた遊びに来ます。
では〜。

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